総量規制がバブル崩壊のきっかけ?失われた20年の引き金となった政策

総量規制がバブル崩壊のきっかけ?失われた20年の引き金となった政策

日本で資産価値が大きく変化し、経済を動かす発端となったバブル経済。泡と消えたためバブル崩壊と名付けられたきっかけは、総量規制が原因であったと考えられています。

 

バブル崩壊のきっかけとなった総量規制というのは、どんな政策であったのでしょうか。現在では貸金業法においても総量規制の政策が制定されていますが、バブル経済の総量規制との違いについても解説していきます。

 

バブル経済の発端から崩壊まで

土地の価値が高騰するなど、日本の成長を支えたと言われているバブル経済は、どのように始まった経済なのでしょうか。また、どのようにバブル崩壊していったのか、バブル経済の流れを解説していくので、参考にしてみてください。

 

バブル景気

泡が膨れ上がり、突然弾ける様のような経済の上り下がりを表現したのがバブル経済と言われていて、バブル景気は1986年〜1991年の好景気期間のことを指しています。

 

1985年のプラザ合意をきっかけに、当時首相であった中曽根首相が内需の拡大として公共事業の拡大政策などを行っていました。その中で行われた中曽根税制改革によって、大幅に減税が行われ、法人税は42%〜30%に所得税は70%〜40%に改定されています。

 

大幅な減税が行われた結果、富裕層の所得が増加することに繋がり、多大な資産で土地や株式に活用し始めたことから、投資が積極的に行われ、経済が大きく成長していくことになったのです。

 

特に地価の上昇が激しく、転売目的で売買する方が多くなり、東京の土地の価値が大きく」変動することに繋がりました。

 

バブル経済の問題点

一見、経済が上向きになることで、日本が成長を遂げているように感じますが、バブル経済は資産を活用した経済活動であるインカム・ゲインよりも、資産の値上がりによる差益で収益を獲得するキャピタル・ゲインをメインで行われていたため、資産価値が一定まで高まると、後は下がる一方なので、急激な景気後退を引き起こす危険性がありました。

 

富裕層が個人で投資を行うだけでなく、企業さえも財テクを本業に活動するほど、熱心に株価や地価の値動きに注目していたのです。

 

結果、資産取引がキャピタル・ロス、つまり含み損を少なくする働きかけを行っていたことで、最終的に株価や地価の下落を招くきっかけになりました。

 

バブル崩壊

行き過ぎた地価を沈静化させるために、総量規制が施行され、土地を担保にした融資を抑制する働きかけが行われました。しかし、結果として地価が下がったことで、土地を担保に貸付されたものが担保割れし、企業の収益が下がったことから、銀行が多くの不良債権を抱えるきっかけになっています。

 

不良債権の問題が深刻化して、多くの銀行が破綻することに繋がり、他の銀行も貸し渋りが行われることが経済景気を悪化されることになったのです。

 

この政策により、銀行の信用が下がり、バブル崩壊のきっかけとなりました。

 

1990年に行われた総量規制とは

バブル崩壊のきっかけとなったとされる1990年に行われた総量規制とは、どんな政策なのでしょうか。詳しい内容や施工された時期について解説していくので、参考にしてみてください。

 

日本の大蔵省から金融機関に対して行われた行政指導

総量規制とは1990年3月27日から1991年12月まで、期間にすると1年9ヶ月続いた、日本の大蔵省から金融機関に対して行われた行政指導です。

 

土地売買のための融資を銀行が多く貸付していたことを防ぐため、不動産向け融資の伸び率を総貸出の伸び率以下に抑えるといった内容で、不動産の高騰を沈静化させるのに活用する政策でした。

 

しかし、予想以上に銀行に不良債権が集中してしまったことで、急激な景気衰退のきっかけになってしまったことから、バブル崩壊を招いたのです。

 

資産デフレを起こした後に地価が横ばいになったことで緩和

総量規制により、銀行が融資証明書を発行しておきながら、貸し渋りなどの融資を行わない銀行が増加したことで、徐々に資産デフレが悪化していきました。

 

しかし、1991年の春ごろには、不動産業界から規制の緩和を求める声が多くなり、国土庁が地価の調査を行ったのです。調査の結果、地価が横ばいになったことから、規制の解除が行われました。

 

通常であれば、地価の調査は半年に一度だけですが、臨時に調査を進め、1991年12月20日にバブル崩壊のきっかけになった総量規制が解除されたのです。

 

失われた20年の始まり

日本の安定成長期が終わった後の1991年3月から約20年以上もの経済低迷した期間のことを失われた20年と呼ばれていて、現在も経済の回復に奔走している状態になります。

 

2002年〜2008年にかけて、経済が緩やかに回復していったことをいざなみ景気と言われていて、バブル以降の景気が回復したと言われていました。しかし、成長率が低く景気改善が成功したとは言い難い結果に終わっています。

 

そのため、バブルが崩壊してからの90年代を失われた10年と呼ばれていましたが、2000年以降の経済も回復していないことから、もう一つの失われた10年と呼ばれ90年代と合わせて、失われた20年と呼ばれているのです。

 

2010年の貸金業法における総量規制とは

1990年代に、地価の高騰を防ぐために行われた総量規制。それとは別に2010年にも貸金業法における総量規制という政策が行われています。

 

2010年に始まった総量規制というのは、1990年の総量規制とどのような違いがあるのか、解説していきましょう。

 

借入は前年度年収の1/3のみ

貸金業法における総量規制とは、消費者金融などから借入できる融資額の限度を指していて、個人が借入することができる金額は、原則前年度年収の1/3までと決められています。

 

総量規制を超えての借入を行うことは禁止されていて、総量規制以上に貸付を行った消費者金融が罰則を受ける可能性があるため、融資の審査も厳しく取り締まられているのが特徴です。

 

不動産の高騰を沈静化するためのバブル時の総量規制と、名称は同じでも政策の内容が異なるので、1990年の総量規制と2010年の総量規制は、違う政策であることがわかります。

 

銀行カードローンも2017年4月から総量規制の対象

2017年4月までは、銀行カードローンからの借入は総量規制の対象外となっていて、前年度年収の1/3以上の借入が可能でした。

 

しかし、借入が多くなるにつれて返済負担が大きくなっていき、多重債務者の増加の引き金となったのです。そのため、これ以上多重債務の問題が深刻化しないように、銀行カードローンの借入も総量規制の対象となっています。

 

総量規制の対象外ローン商品

キャッシングによる銀行や消費者金融からの借入については、総量規制の対象となっていて、融資限度額は前年度年収の1/3のみと制定されています。

 

しかし、中には総量規制の対象外となるローン商品が取り扱われているので、上手く活用すれば、お金に困っている方の大きな助けとなるでしょう。

 

家を購入する際の住宅ローンは、直接お金を受け取り、自由に借入できるものではなく、返済専用のローンとなるため、総量規制の対象外になっています。

 

同様の理由から、マイカーローンのローン商品も総量規制の対象外です。

 

他にも、不動産担保ローンも総量規制の対象外となっていて、高額借入が可能になっています。不動産の担保があるということは、返済能力があるという認識になるので、総量規制以上に借入を行っても、問題ないと判断されるためです。

 

総量規制の対象外ローン商品で注意しないといけないのが、高額借入が可能になりますが、月々の返済負担が大きくなることが想定されるので、計画的に返済できる金額の借入に留まることが重要になります。

 

借入が多くなった時はおまとめローンがおすすめ

総量規制の対象外ローン商品として、おまとめローンがあります。おまとめローンは、借入の金額が大きくなった時、他社の借入もひとまとめに返済の一本化が可能になっているので、月々の返済負担が少なくて済むのがメリットです。

 

その中でも、アイフルのおまとめローンであるおまとめMAX、かりかえMAXは、審査が通りやすく、さらに金利も安い傾向にあるので、おすすめになります。

 

アイフルのおまとめMAXはアイフルの利用者や利用したことのある方向けで、かりかえMAXは、アイフルを利用したことのない方向けのおまとめローンになっているので、間違えないようにしましょう。

 

特におまとめMAXの方が、金利が安く、融資限度額も500万円が上限となっているので、使い勝手がいいローン商品となっています。

 

アイフルを利用している方は、おまとめMAXで返済の一本化を行うのがおすすめなので、困った時には相談してみましょう。

 

バブル経済の総量規制と貸金業法における総量規制は別の政策

日本でも有名なバブル経済の崩壊を招いた総量規制は、2010年に始まった貸金業法における総量規制とは、別の政策であることがわかりました。

 

名前は同じですが、状況も政策の内容も異なるので、勘違いする方もいますが、ハッキリと線引きはされています。今後、キャッシングを利用する機会がある方は、2010年の総量規制の内容を網羅しておくことが大切です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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